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浜松のサルサシーンをバックアップしているSALSA CON SABOR。イベント運営やレッスンなど。運営の裏話やいろんなイベント紹介をしていきます。


by hsalsa
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ルンベーロ・ヒストリー ~いざキューバへ その5~

 さて、キューバに到着し前述(”ルンベーロ・ヒストリー その7”を参照)したように空港出口から出るところから今回のハナシは始まります。
 外に出ると、キューバに一度でも行ったことがあるヒトなら分かるであろう、”アノ空気”がワタクシの鼻の粘膜を刺激し、体中の皮膚を包み込みました。このときワタクシは”ああ、キューバに来たんだあ”と初めて実感しました。”アノ空気”-それは5年近くたった今でも、フトした瞬間(ロス・バンバンの曲で踊っているときや、キューバ産の葉巻の匂いをかいだときetc.)にワタクシのココロのある部分を素通りし、なんとなくセツナイ気分にさせられます・・。
 さて、初めて異国の地の感触を確かめ(なにしろ日本の本州から出たことがなかったものですから)感慨に浸っていますと、スケッチ・ブックくらいの大きさの紙切れに”KANEKO”と書かれたものが見えるじゃありませんか!長旅で疲れていたワタクシの頭の中では次のようなことが起こりました。”KANEKO”→”カ・ネ・コ”→”かねこ”→”金子!”ああ、オレのことじゃないか!と。その紙を持っていたのはダンスの先生のイバンのお姉さんとその娘さん、そしてイバンの娘さんでした。飛行機が大幅に遅れたにもかかわらず、出迎えのためにずっと待っていてくれたようです!感謝の気持ちでいっぱいだったんですが、それを表すスペイン語をとっさに思い出すことができず、焦って口からこぼれ落ちたのが”さんきゅー、べりー・まっち”でした・・。ま、それでもワタクシの気持ちは伝わったらしく、笑顔で応えてくれました。が、その後が大変でした。何しろワタクシのスペイン語の能力は中学1年生の英語力以下(冗談ではなく!)でしたから、その3日後に家に食事のお招きを受けたんですが、それを理解するまでに15分くらいかかり、さすがにイバンの家族も呆れ気味でワタクシ達の間には”微妙な空気”が横たわってしまい、少し気まずい思いをしました・・。ま、何とかコミュニケーションを取り、イバンの家族にそれまでのオタオタした様子とは打って変わった得意気な調子で”アディオース”(←数少ない、知っている言葉)と片手を上げて挨拶をし、タクシーに乗り込みホテルに向かいました。
by hsalsa | 2004-06-25 14:41 | ルンベーロの日記