熱血コラム ルンベーロのボヤキ ~新米DJの嘆き~
2005年 07月 09日
「DJをやっていてこの世界から存在を消し去りたくなるような瞬間」
その日は順調にコトが進んでおりました。お客サマも大勢入っていて、概ねワタクシの選曲でゴキゲンに踊ってくれておりワタクシもそんな皆さまの笑顔を見て幸せを感じていました。こんなときは世界中が自分の味方であるかのような錯覚をしてしまうものです。フロアのテンションもガンガン上がって行き、ワタクシの選曲の手もスムーズに動き、フロアのテンションは今まさに絶頂を迎えようとしておりました。ワタクシは”ここが勝負時だな。”と判断し、帽子をクールに被り直すと渾身の力を込めた一曲をフロアに届けるためにCDを入れ再生のボタンを押しました。その瞬間ワタクシは自分を”サルサの神様から特別な啓示を受けた伝道者”であるかのようなに感じておりました。”キマッタな” ー 口元にニヒルな笑いを漂わせながらゆっくりと顔を上げ、フロアに一瞥を送りました。そこでワタクシを待っていたのは干潮を迎えようとしている人気のない冬の海辺のような光景でした。フロアからヒトが”サァー”と引き、つい数秒までの熱狂が夢幻(ゆめまぼろし)の如く消え去りました・・。ワタクシはフロアに向けた視線を”ササッ”と戻し、下を向いてヘッドホンを耳に当てながら”次何選曲しよっかなあ~♪”と周りにわざと聞こえるようなトーンで独り言を言いました。自意識過剰気味なワタクシはフロアから突き刺さるような無数の視線が自分に向けられているような気分になり、”あのハゲDJ、ほんとサムい選曲するよな。”という舌打ち交じりの声すら聞こえてきました(もちろん幻聴です。)この瞬間、ワタクシは”いやぁ~”という叫び声を上げてその場に屈み込みたくなる衝動と必死に戦いました・・。
と、いうわけで選曲でたまにハズシても暖かい気持ちで見守ってください。
その日は順調にコトが進んでおりました。お客サマも大勢入っていて、概ねワタクシの選曲でゴキゲンに踊ってくれておりワタクシもそんな皆さまの笑顔を見て幸せを感じていました。こんなときは世界中が自分の味方であるかのような錯覚をしてしまうものです。フロアのテンションもガンガン上がって行き、ワタクシの選曲の手もスムーズに動き、フロアのテンションは今まさに絶頂を迎えようとしておりました。ワタクシは”ここが勝負時だな。”と判断し、帽子をクールに被り直すと渾身の力を込めた一曲をフロアに届けるためにCDを入れ再生のボタンを押しました。その瞬間ワタクシは自分を”サルサの神様から特別な啓示を受けた伝道者”であるかのようなに感じておりました。”キマッタな” ー 口元にニヒルな笑いを漂わせながらゆっくりと顔を上げ、フロアに一瞥を送りました。そこでワタクシを待っていたのは干潮を迎えようとしている人気のない冬の海辺のような光景でした。フロアからヒトが”サァー”と引き、つい数秒までの熱狂が夢幻(ゆめまぼろし)の如く消え去りました・・。ワタクシはフロアに向けた視線を”ササッ”と戻し、下を向いてヘッドホンを耳に当てながら”次何選曲しよっかなあ~♪”と周りにわざと聞こえるようなトーンで独り言を言いました。自意識過剰気味なワタクシはフロアから突き刺さるような無数の視線が自分に向けられているような気分になり、”あのハゲDJ、ほんとサムい選曲するよな。”という舌打ち交じりの声すら聞こえてきました(もちろん幻聴です。)この瞬間、ワタクシは”いやぁ~”という叫び声を上げてその場に屈み込みたくなる衝動と必死に戦いました・・。
と、いうわけで選曲でたまにハズシても暖かい気持ちで見守ってください。
by hsalsa
| 2005-07-09 14:33
| ルンベーロの日記